「ダイナミック完全版」を初めて鑑賞し、面白かったので今作も観たくなりました。
未公開シーンを約50分も入れたらダレてしまう作品もありますが、今作は3時間の長さを感じさせなかったです。
後半の戦闘シーンというより、前半の人間関係や描写が増えていました。
「そんなこともあったのねー」と自然に観ることが出来、どれも物語に深みを与えるエピソードでした。
1回観てストーリーは知ってるはずなのに、最初から最後までこの緊迫感。
特に戦車の中のシーンが好き。
絶叫しながら操作してたり、3人が役割分担して攻撃するチームワーク。ロシア側とドイツ側を交互に映すカット。
発車した銃弾がスローモーションで飛び、命中すると戦車内にすごい衝撃が走るのがリアルでした。
やっぱりイヴシュキンはすごい！
前作のレビューでも書いたかもしれませんが、「ショーシャンクの空に」のような清々しさがあります。
どんな過酷な環境でも、決してあきらめなければ実現出来る。
勇気と希望が湧いてくる作品でした。
パンフレットは前作のダイナミック完全版のみ。
今作のディレクターカット版は、パンフもDVDにも収録されていないので、映画でしか観れない貴重なものです。
