ゆっきー

王将のゆっきーのレビュー・感想・評価

王将(1948年製作の映画)
4.0
冒頭の“三吉”の書き順、長いお辞儀の時点で既に傑作。
なんといっても坂東妻三郎が素晴らしい。まず声が良い。顔のアップが見たいと思う。
また、長屋のセットも最高。汽車が通るが、その姿は見えず、吐く煙だけが画面を横切る。(加藤泰の緋牡丹博徒はこれのパクリか)

小太鼓ドンドン…のくだりはちと長すぎ&やり過ぎか。
ただ、ライバルとの決戦での神の一手を打つまでの引き延ばし、打ってからふく風、神がかってた。
奥さん役の水戸光子の頭を垂らす演技、貧乏を表現したいのだろうが嫌い。
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