狭須があこ

エノーラ・ホームズの事件簿の狭須があこのレビュー・感想・評価

3.6
さてさて諸君。
私は暗号を母に伝えなくてはならないが、それが兄に伝わってはいけないのである。
探偵一家、ホームズ家である!

自由を愛する野生児。
エリザベートみたいな目にあうエノーラちゃんですね。

序盤、世界に飛び出して青春!キラキラやね!と思ったのも束の間、うーん…
お母さんの考え方の影響、強すぎるね…
エノーラちゃん…

色んな人と出会っているのに、ほとんど誰の影響も受けないエノーラちゃん。
今まであまり外に出てないのに、吸収するものがもう、ほぼない。

母の血をめちゃ濃く受け継ぎ、叩き込まれた母の教えに基づいて考える。今までの教育が強すぎて、自分が実際に感じた世界に、新しく何も見出さない…。彼女は変化をしない。

我が強く、自分を通すことばかりで、他人にあんまり興味がない。それ、もうシャーロックホームズじゃん。
兄妹、似すぎ。
シャーロックはおっさんだからもう偏屈でもいいけど、エノーラこの年で既にこれかぁ…
でも恋愛はするんやな…。

悪でもなんでもない周りの人間が、ただ進歩的でないという理由で振り回されてバカにされているのも、価値観せまくて息苦しいな
謎解き要素もふわっとです。
まぁ私、謎解き映画は好きじゃないし、いいんですけど

ミリーボビーブラウン、大きくなったなぁ。
相変わらずいい目をしてる。
でもエルちゃんの時みたいな、我が強くても周りを感じて成長してく子のほうが、私は好きやったなぁ~、と思ってしまいました。

ヘンリーカヴィルのスーツについて。
こっちはもう、パツパツで最高
狭須があこ

狭須があこ