さとみん

十二単衣を着た悪魔のさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

さえないフリーター青年が雷に打たれて『源氏物語』の世界にタイムスリップし、弘徽殿女御に仕える話。悪魔ってなんの事かと思ったらそういう事か。タイトル負けでは?

伊藤雷役の伊藤健太郎が実に良い。良い役者を失った。弘徽殿女御役三吉彩花、美人。髪だけ白髪混じりにしてもどう見ても中年には見えない。倫子役伊藤沙莉、演技力凄いのでもっと目高たせないと。最後の笑顔はめちゃ可愛い。山村紅葉がまた良い。
しかし折角役者陣が頑張ってもこの内容では....。
演出が全て雑、美術も平安様式には入れているが竹林がセットにしか見えない。そもそも「タイムスリップ物」という扱いだが、架空の物語に入っていくので「アルチバース物」の方が近いのでは?雷もフリーターって言っているけど、大学生(就活生)だし。ED曲もとても合っているとは思えない。どういうセンスなんだ。
色々残念な作品だが、監督が黒木瞳。う〜ん、俳優としては一流だけど監督てしてはどうなんだ?才能あるとは思えない。
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