餅がのった蕎麦

カラミティの餅がのった蕎麦のレビュー・感想・評価

カラミティ(2020年製作の映画)
4.2
前作の「ロング・ウェイ・ノース」がすごく好きだったので楽しみにしてたやつ。
色ーッ!相変わらず色が良すぎる。完全に監督の色づかいのトリコである。朝焼け、夕暮れ、夜空、空の色がたまらなく良い。スクリーンに吸い込まれそうな感覚になった。ポスターカラーみたいなアクリル絵の具で塗ったみたいなマットな色合いだから平面的になるかと思いきや、奥行きや立体感が素晴らしい。犬と馬も素晴らしい

主人公マーサがなかなか過激派なんだけど、テーマが人によってはとっつきにくいと思われるものなのでその奔放な感じが良い方に作用して見やすくなっていると思いました

マーサがズボンを履く理由が男性のようになりたいとか女性らしい(とされている)格好が嫌だとかではなくて、「動きやすいから」というのが良かった。そういうことなんだよな