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嵐ケ丘/嵐が丘のkazu1961のレビュー・感想・評価

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「嵐が丘(1939)」
ORTitle:「Wuthering Heights」
▪️First Release Year : 1939
▪️JP Release Date : 1950/12/01
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第12回アカデミー賞 撮影賞
▪️Appreciation Record : 2022-311 再鑑賞
🕰Running Time : 105分
▪️Director : ウィリアム・ワイラー
▪️Writer : チャールズ・マッカーサー、ベン・ヘクト
▪️MusicD : アルフレッド・ニューマン
▪️Cast : マール・オベロン、ローレンス・オリヴィエ、デヴィッド・ニーヴン、ジェラルディン・フィッツジェラルド、フローラ・ロブソン、ヒュー・ウィリアムズ
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 407/1001

▪️Review
🖋もう何度も映画化された『嵐が丘』。ウィリアム・ワイラーの監督、ヘクト&マッカーサーのコンビの脚本、G・トーランドの撮影(アカデミー撮影賞受賞)と一流スタッフによる、E.プロンテの名高い小説を初めて映画化した作品です。運命にほんろうされる男女の姿を、ウィリアム・ワイラーが、メロドラマを超えた人間魂の愛憎劇として骨太な演出で描き上げた名作です。後の多くのリメイク作品へ大きな影響を与えた“映画の古典”です。

🖋個人的には、後のブニュエル版も好きですが、本作が一番ではと思います。観る人のスタンス次第ですが、私は原作を大幅にカットして、ヒースクリフとキャシー2人の悲恋をクローズアップしたのとワイラーの骨太な演出が良かったと思います。

🖋そのヒースクリフとキャシーを演じた2人がハマり役だと思います。ヒースクリフを演じたローレンス・オリヴィエ、本作で本格的ハリウッド・デビューを飾ったオリヴィエの端整な容姿と、かつ迫力ある演技は素晴らしく、キャシーを演じたマール・オベロンの気が強いが一途に愛を貫き通す情感のある演技もハマっています。

🖋余談ですが、キャシーがエドガーの家で看病されるシーンの医者の薬の処方が、角砂糖20個にクリームとバター。。。なのはお笑い!!時代ですが、どんだけのカロリー、糖質と脂質を取るねん!!と。

🤭物語は。。。
『嵐が丘』、その名の如く荒れ果てた山々のノースイングランド。ヒースの花だけが美しい。当主アーンショーに拾われた少年ヒースクリフはこの地で成長します。しかし当主アーンショーは過去の人となり、その息子は彼を馬小屋番に追い込みます。妹キャシーのヒースクリフは愛し合いますが、キャシーと上流階級の青年エドガーが結婚すると早合点し、ヒースクリフは何処となく姿を消してしまいます。やがて時は流れ、キャシーはエドガー結婚。そこへ成功したヒースクリフが戻ってくるのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
ハリウッド黄金期の巨匠ウィリアム・ワイラーが、エミリー・ブロンテの名作小説を映画化した文芸ドラマ。荒野に佇む古い館・嵐が丘の主人アーンショーに養子として引き取られた孤児ヒースクリフは、アーンショーの娘キャサリンと恋に落ちる。しかし、キャサリンが上流階級の青年エドガーにプロポーズされたことを知った彼は、ショックから姿を消してしまう。数年後、都会で成功したヒースクリフは嵐が丘へと舞い戻り、自分を貶めた住人たちへの復讐を開始する。
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