二人ノ世界のJTa93Eの続きのネタバレレビュー・内容・結末

二人ノ世界だけでいい。
二人ダケノ世界だからいい。


『光』でも素晴らしかった永瀬正敏の演技がこれまた凄くて、今置かれてる現状に対しての不満が他人への態度に表れてしまう、どこか人生を諦めた様にも見える男が徐々に心を開く過程はとても惹きつけられる。

確かに盲目の人が他人のお世話をするのは難しい事だと思うけど、それを周りの人が絶対に不可能だと全否定する事には繋がらないと思う。
それは『真白の恋』でも扱われてた「普通」を周りが決めつける不自由さにも共通する。

同じ関西圏やけど今まで生きてきて、よく聞く京都人の意地悪さに出くわした事がなかったんやけど、本作の叔母さんの京都人ぶりはえげつなかったなー。


いい作品だと思うから、公開規模含めもうちょい観れる手段多かったらいいのになと思う。