「感想」
個人的には嫌いではないし楽しませていただいたんですけど、冷静にいうと普通です。
もちろんダメではないです。
「作り方」
このような作り方はフランス映画には結構見られるのですが、ヨーロッパ映画やフランス映画をあまり見ない方にははっきり述べると、つまらなかったり何が面白いのかわからなかったり退屈だったりすると思います。
主人公がカサノバであるのに特質した能力があるわけでもなくそのようなストーリーでもない。そしてラストも突然悪印象すら与えるものです。つまりは30年前のごくごく日常的な一コマを昔話として語っているだけ。だからなんだと言われれば、はい、その通りです。
でもフランス映画だけやって作りは結構凝っているんですよ。あの人たちは自身独自の美を求める性質がありますので。
「物語」
ですから物語は特にはありません。
こういうのはフランス映画やヨーロッパ映画をある程度の量を見ていると慣れてきたり理解できたりするといえるでしょう。