19年10ヶ月に及ぶタリバン政権との戦い
映画的な面白さというより、事実に基づいた物語に本人役で本人出演のこの映画に最大敬意の満点
2001.9.11テロに端を発したタリバン政権との戦争は、2021年までの19年10ヶ月に及ぶ米国史上最長の戦争となった
(ベトナム戦争を5ヶ月上回るという)
2011年にビンラディンの暗殺があったが、
その終焉は、ついこの間の2021年タリバン政権の勝利で幕を閉じる
本作のような局地戦では勝利を収めても、米国から遠く離れた、山岳地帯でゲリラ戦を挑まれると、世界を的に回して約20年戦い続けられるという凄まじさ
しかも、国ではなく組織なので、核の抑止力が効かない相手
経済制裁も実効性に乏しく、アヘンなどの売買による違法な活動が資金源
テロのその脅威はタリバンからISに移った
タリバンとは同じスンニ派だが仇敵の間柄だという
このISは2010年代に突如よく聞くようになったが、実は2003年から存在する組織らしい
現在は一時期より大人しくなったように見えるが、領土を取り戻すと機会をうかがっているという見方もある
今後の動向も要注意であるようだ
