調伏系V魔虚羅

ウィリーズ・ワンダーランドの調伏系V魔虚羅のレビュー・感想・評価

3.5
人里離れた廃墟も同然の遊園地で、一晩だけ清掃員として働く事になるニコラス・ケイジ。対するは殺人鬼と化した動物型アニマトロニクス達。一晩だけの設定といい、動物型アニマトロニクスのキャラデザといい、完全にあの人気ゲームシリーズ“Five Nights at Freddy's”から多大なる影響を受けている。皆大好きなゲームに、皆大好きな狂ったニコケイをブチ込むという心意気だけでも素晴らしい。亡霊遊園地でも無双!無双!!無双!!!一人じゃ流石に無理だろ…って事で助けも入るけど、奴に助けなんぞ必要ねえ!!でも、あくまでこれは仕事。ロボ達が殺戮を楽しんでいようとも休憩は絶対に取る。謎のポリシーに従い、拳だけで立向かう姿はもはやカッコ良い。あらすじから完全に理不尽系ホラーの臭いがするけど、拳でそんなもの自体を吹き飛ばすニコケイの最強感、堪らない。アニマトロニクスが怖いというか、終始無口でこんな状況でも清掃仕事を楽しそうにやるニコケイの精神が怖い映画だった。
調伏系V魔虚羅

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