シゲキテオレマ

別れのこだまのシゲキテオレマのレビュー・感想・評価

別れのこだま(1976年製作の映画)
3.7
観賞者を置いてきぼりにするかのような現実味のない父娘の会話が延々と続き、前半は全くノレなかった(まるで笑い声の入ってない寒いシットコムを見せられているような気分に)。
しかし、この父親が余命幾許もない娘の余生を少しでも愉快なものにしようとおどけ続けているのだということがわかると、とても痛々しく切ない映画に思え、嫌いになんて更々なれず。
全体的に舞台っぽい作品だが、夜のポーチのシーンなど濃密で不思議な時間が流れている。子役を一人前の役者として扱っているのも良い。
リチャード・ハリス、眼鏡をかけるとウディ・アレンに似ていた。