Von voyage …
うわぁぁぁ…やられた。。。
じわじわと着実にHPを減らしてくる、1957年製作の復讐劇 From フランス・イタリア。
たまたま手に取っただけなのに、物凄いヤツだった。
まさかと思ったら、やっぱり町山さんの「トラウマ映画館」に載ってたしww
即「皮を剥げ!」という思考になる私は、まだまだ甘いな…と思いましたw
復讐とはこういうことなのだな。
有能な医師バルテル。
自宅で休んでいると、目の前に急患が…
しかし、疲れているし、病院は車で20分の距離。
そっちへ行ってくれ。
翌朝、病院でその急患が死亡したと告げられる。
あの時、自分が診ていれば救えたのかもしれない。
いや、器材も無いし無理だ、仕方のないことだ。
俺のせいじゃない。。。
しかしそれからというもの、無言電話やストーカーに悩まされる。
犯人は、どうやら死亡した急患の夫ボルタクらしい。
バルテルは彼に詰め寄るが、既にそこは彼の手中であった………
視線、言葉、砂、太陽…全てが不安を駆り立てる。
彼は俺をどうしたいんだ?!?!
お悔やみの言葉1つ、それだけで回避出来たことなのかもしれない。
しかし、ボルタクは復讐へと突き進んだ。
そして、バルテルは遅すぎた後悔に後悔し続ける。
延々と繰り返される希望と絶望。
凄まじい神経戦にヘトヘトになる、凄い作品でした。