りょーこ

眼には眼をのりょーこのレビュー・感想・評価

眼には眼を(1957年製作の映画)
4.0
Von voyage …

うわぁぁぁ…やられた。。。

じわじわと着実にHPを減らしてくる、1957年製作の復讐劇 From フランス・イタリア。

たまたま手に取っただけなのに、物凄いヤツだった。
まさかと思ったら、やっぱり町山さんの「トラウマ映画館」に載ってたしww

即「皮を剥げ!」という思考になる私は、まだまだ甘いな…と思いましたw
復讐とはこういうことなのだな。



有能な医師バルテル。

自宅で休んでいると、目の前に急患が…
しかし、疲れているし、病院は車で20分の距離。
そっちへ行ってくれ。

翌朝、病院でその急患が死亡したと告げられる。
あの時、自分が診ていれば救えたのかもしれない。
いや、器材も無いし無理だ、仕方のないことだ。
俺のせいじゃない。。。

しかしそれからというもの、無言電話やストーカーに悩まされる。
犯人は、どうやら死亡した急患の夫ボルタクらしい。

バルテルは彼に詰め寄るが、既にそこは彼の手中であった………



視線、言葉、砂、太陽…全てが不安を駆り立てる。

彼は俺をどうしたいんだ?!?!

お悔やみの言葉1つ、それだけで回避出来たことなのかもしれない。
しかし、ボルタクは復讐へと突き進んだ。

そして、バルテルは遅すぎた後悔に後悔し続ける。

延々と繰り返される希望と絶望。
凄まじい神経戦にヘトヘトになる、凄い作品でした。
りょーこ

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