骨法十か条

二代目はクリスチャンの骨法十か条のネタバレレビュー・内容・結末

二代目はクリスチャン(1985年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 敬虔なシスターに恋をしたヤクザの跡取り息子とその幼馴染の刑事がシスターを取りあうのをコミカルに見せていく前半。ヤクザと刑事がお互い足の引っ張り合いをしながら何とかシスターの気を引こうと必死になる姿が笑えます。
 刑事は実家が仏教でシスターと結婚するのを反対されお見合いで別の女性と結婚することに。シスターを射止めたのはヤクザ。けど結婚式当日にヤクザさんが……。になって。

 中盤までコミカルな話が続きますが、結婚式から一転してシリアスになって。敵対するヤクザとの抗争が描かれていきます。
 それまでコメディだったのがジャンルが変わったかのようなヤクザ映画となっていくのに戸惑いました。今まで楽しくやっていた子分たちが1人また1人と殺されていく。

 シスターの主人公は必死に耐えるけど耐えに耐えて爆発して、子分を引き連れて啖呵をきるシーンなんかはカタルシスいっぱいで燃えました。
 志穂美悦子さんのカッコよさ。美人でスタイルもよくアクションシーンもさすがで素晴らしかったです。後半では、蟹江敬三さん演じる子分の演説シーンも熱い素晴らしかったです。
 そして主人公が惚れた流れ者に北大路欣也さんが着流し姿で演じていますが、カタキ役の親分に一宿一飯の恩義があると主人公の前に立ちはだかる。北大路欣也さんの声もめちゃくちゃ渋くて、男でも惚れてしまいそうになるカッコよさでした。

 話としては構成は無茶苦茶ですが、豪華キャストで80年代の勢いのある映画で見終わってみると面白いと思える映画でした。