このレビューはネタバレを含みます
特級呪物、湿気、逆再生ゾンビ、そして國村隼……。これだけ揃って素晴らしいものにならないわけもなく、頭から尾っぽまでホラー的楽しみに満たされた作品でした。
多湿な日本でホラーをやる時にはやはり湿気の充満した舞台を選ぶと諸々うまくいく(長引く終盤の展開もジトッとした画面と雰囲気に包まれると"そういうもの"な気がしてくるなど)というのがよく分かる教育的な面もあるし、最後の"最悪の羅小黒戦記"みたいな展開にも純粋に心が躍り、「もう言うことないだろこれ……」と思ったところに最後のソーセージのパンチが嬉しい。
いやあ、犬鳴村コンテンポラリーダンス部の方々にもこういうのを見習って再び舞ってもらいたいものだが……。