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赤いトキのkyokoのレビュー・感想・評価

赤いトキ(1975年製作の映画)
3.6
ドタバタ不条理劇の先に、え?そんなんあり?なラスト。クセ強めのキャラクター陣によるキテレツ展開、アフリカ系黒人に対する差別発言とか、身体的ハンデの描写とか(フック船長親分のベッドからの降り方笑)暗にギリシャ馬鹿にしてるっぽいとか、かなりキワキワだけど、 BGMが終始軽やかなシャンソン調というのもなかなかふざけている。

ミシェル率が高いキャストのなかでも、やはりシモンはアタラント号のときのように主役を食う魅力を発揮していた(「何者かになりたかった」というセリフが切ない)。

人間そんな簡単に絞め殺されはしないけどね。
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