BoneKing

ライオンのBoneKingのレビュー・感想・評価

ライオン(1962年製作の映画)
3.9
口コミでいい映画と聞いた本作を今年一本目に。
急用が入ってしまい、3回に分けて観ることになってしまったがそれでも映画に意識を持っていかれるほど強いパワーを持った作品。

【ザッと内容】
主人公はインドのド田舎で石運びなどの労働をしながら家族と細々と暮らす少年、サルー。ある日、間違えて列車に乗ってしまったことが彼の運命を大きく変えることに。
故郷から遠く離れた土地でお金も知識もないサルーは故郷に戻れず、オーストラリアの夫婦に引き取られることに。サルーは自身の過去に蓋をしたまま20年間オーストラリアで何不自由なく暮らしていく。しかし、ひょんなことから故郷の記憶が蘇り、本当の母親や家族を見つけようとするが20年以上も前の記憶だけでは中々上手くいかない。自分の目の前の現実と故郷を想う葛藤は日に日に強くなり精神的にも不安定に。サルーは故郷を見つけ出せるのか、目の前の現実との葛藤にどう折り合いをつけていくのか、、、

【こんな人にオススメ】
・泣きたい人
・ドラマのジャンルが好きな人

【感想】
面白い。インドにはサルーのような行方不明になる子供が何万人もいるということや世界には貧しい子供達を少しでも本気で救おうと思ってる夫婦が存在することが映像と共に観客に強烈な印象を与える。フィクションならではである。
映画の最後にはサルー本人や家族の映像が流れるが、、、役者とリアルサルーとのギャップがすごい!全然似とらん!
でも、リアルサルー両親と役者はめっちゃ似ておる!脇役が異様に似てて、メインキャストとご本人様のギャップがすごいというフィクションあるあるの例に漏れていない作品。
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