いろはす

ライオンのいろはすのネタバレレビュー・内容・結末

ライオン(1962年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

幼くしてハプニングで見知らぬ地へ。
そして、言葉も分からないまま、様々な危機を辿った幼少時代。
彼は人を見抜く力が長けていて、寸でで怪しい大人から逃げ延びた。
その後、養子としてオーストラリアに行けた、幸運を持った少年でした。

しかし、自分の出生や両親など様々な謎が彼を苦しめて、恋人にも最後の扉を閉ざしてしまっていた。
インドでは、毎年多く子供が消息不明となっている。
彼のように優しい両親に恵まれずに、虐げられこの世を去る子供も多い。
幸運にも新たな道を踏み出せても、本来彼は本当の親と兄弟と居るべき運命を変えられたら人間てす。
向かえてくれたファミリーは素晴らしい人達であったが、それだけにサルーは凄い葛藤に苦しんだのだと思う。

最後、本当の母親と再会を果たしたときは、言葉も通じなくなっており、彼の人生が大きく変わったことを感じました。
そして、一目見て彼を息子と確信した母の強さも感じるシーンでした。

エンドロールも意味が深く。
人によって副題が多く見つかる映画だと思います。