Hookasunity16

ショック・ドゥ・フューチャーのHookasunity16のレビュー・感想・評価

2.0
この手の音楽が大好物なので大期待でしたが結果的に全くの期待外れ。
主人公が口先だけで仕事をしないのが微妙にイラッとするので素直にスザンヌ・チアーニあたりの実録物にしたほうが良かったのでは?
この当時に大して仕事もしないのにこれだけ機材揃えているっていうのも現実的でないです。
スロッビング・グリッスルやヒューマン・リーグだってこんなに機材充実してないですよ。

当時でもクラフトワーク、ドナ・サマー、ジャン・ミッシェル・ジャールやジャーマンプログレとかもあったのでシンセサイザー自体が新しかった訳ではないはずなんですがリズムボックスの出現がギミックだったってことですかね?

でも少しでも興味を持った方がいれば「Made In Sheffield」というシェフィールドの音楽シーンを描いたドキュメンタリーが出ているのでそちらがお勧めです。

他のユーザーの感想・評価

予告編でいいなーとおもって観に行った。

機械で作る音楽の発展にこんな背景があったのかといままで想像もできなかった!おもしろかった。

好きなことを追求することの輝きって色で表現できないよなぁ
yuihann

yuihannの感想・評価

3.1
あんまハマらなかった。音楽良くて映像観るよりBGMにしてた。いつの間にか終わってた。
Tetsuya

Tetsuyaの感想・評価

3.6
テクノサウンド(電子音楽)創世記の話しかと思ったけれど、レコードおじさんがかけてたレコードが“スロッビンググリッスル”だったり、カセットテープが”ヒューマンリーグ”だったり、「クラフトワークとジェームズブラウンの融合」というセリフが出てきたり。
クラフトワークがすでに認知されているということは、テクノというより、それ(電子リズム)をベースにした「ニューウェーブ」創世記の話しではないかと個人的には解釈しました。
違うかもしれないけど、アナが作る曲聴いてて、new orderの「blue Monday」思い出しました♪

まぁ女性のテクノ系サウンドクリエイターとしては草分け的な時期だったということかな。

アープ、ムーグ、プロフェット。世界の名だたるアナログシンセを横目に、日本の誇る電子楽器メーカーローランドのリズムボックスがキーアイテムだったの誇らしかった✨

あとフランス的にはレコードの聖地って東京なんだ。。。
初めて知りました。
ただレコードショップが多いだけのような気もするけれどw
アナログでプレイしてた頃は、DJバッグを抱えてよく買いに行った。
マンハッタンレコードとかDMRとか、小さなレコードショップをまわるのが本当に楽しかった♪
懐かしい。

殆ど通販になってしまったけれど今でもコレぞ!という音源はアナログレコード買う派です。

日本のテクノポップ創設者の一人で、Yellow Magic Orchestraの高橋幸宏さんが今月お亡くなりになりました。
謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
あなたの作られる楽曲をリアルタイムで聴ける時代に生まれて、私は幸せでした。
No.3698

さすがに、もうちょっと話に膨らみがあってほしい・・・。
面白かった。
ただ映画というよりMVを見ているような、映っているなにかやストーリーというよりは、そこに描かれている雰囲気に好感がもてるという感じでしょうか。

音楽ずっといいんですよね。
で、女優さんはとても美しい。いろいろ思い悩んで、勢いで創作をして……っていうくらいの話しかないのですが、嫌いになれないこの感じ。おフランスマジックでしょうか。ん?フランスか?

あの機材、当時だったらいくらするんだろうなぁ。
宮本

宮本の感想・評価

4.5
批評とかない。音楽がずっと気持ちよかった。
アナは化粧なしの方が素朴で好き。
THROUGH227

THROUGH227の感想・評価

3.2
仏エレクトロシーン黎明期

壁一面のモジュラーシンセ
ローランド社のリズムマシーン CR-78
いいねー
部屋のインテリアも◎クッション欲しい!
劇中の音楽も良かった

ただ、内容はイマイチ

冒頭で踊ってるアナをみてHung upのマドンナ思いだした笑
シオ

シオの感想・評価

3.6

血管のように絡む
ケーブル
壁一面に
連なるノブをひねり
スイッチを押し込む

部屋のコクピットから

音世界へ飛翔する



_____

やっと観ることができました!

監督はnew waveを敬愛する
音楽プロデューサー
マーク・コリン

エレクトロや
テクノの系譜における
黎明期の始祖的な
話かと思ってたけど
先鋭的音楽を模索する
彼女の作曲過程での苦悩を
取り上げていて
ちょっと肩透かし

音楽を語る映画なのに
思ったほど物語の展開に
テンポやリズムが
感じられなかったのも残念

冒頭の音楽に身を委ねる
ホドロフスキーの孫娘
アルマ・ホドロフスキーが演じる
主人公の場面が
その中でも
当時の美しい音世界を
具現化していた
鷲尾翼

鷲尾翼の感想・評価

4.0
【まとめシネマ】#909

【まとめ】
* ROLAND CR-78との出会い
* 1970年代後半の未来の音楽
* これから起こるテクノ革命の予感

最近ヴィンテージのリズムボックスをヤフオクで落札したので、思い出鑑賞。

アルマ・ホドロフスキー演じる若手ミュージシャンの主人公は、日々シンセサイザーに囲まれた部屋で作曲の日々を送る。依頼されたCMの作曲に取り掛かるも、納得できる曲が出来ずに苦悩する。そこにシンセサイザーの修理に来た技術者が持ってきたのは、ROLAND CR-78だった。

ROLAND CR-78とは。
日本の音楽メーカー・ROLAND社が1978年に発売されたリズムマシン。今でも根強いファンを持つヴィンテージマシンで後の伝説の名機TR-808にも繋がる。

未知の可能性を手にした瞬間、それまで塞いでいたアイデアや思いつかなかった新たなアイデアに出会う一目惚れのような感動は音楽に限らず、多くのクリエイターはめちゃくちゃ共感する瞬間。こういう瞬間をきっかけに創造を仕事にしようと目指す青春でもある。

本作の舞台は、1970年代後半。
日本ではYMOがデビューし、テクノが世界的に流行する前の時代。当時の音楽シーンは、ロック全盛期でシンセサイザーの音楽を得意とする主人公は酷く葛藤する。加えて、最大の課題が「近未来の音楽」で、今尚最先端の音楽の製作に苦しむ若き音楽家は数多と存在する。ロック全盛期に生きる主人公もそのひとりで、テクノの定義すら定かではない時代に未来の音楽に挑み続ける。

これから数年後、YMOは2ndアルバムである『SOLID STATE SURVIVOR』をリリースに国内外で大ヒットする。そのテクノが大流行する瞬間は、その時まで分からない。我々は沸々と過ぎる流行の予感を思いながら、主人公の創作意欲に貢献する。

この作品は評価や面白さは別にして、僕の2023年を代表する映画だと思う。
あおい

あおいの感想・評価

2.8
上映期間中に見逃した作品。
音楽は良い。録音してるシーンも良かった。こういう女性の話は大好き。
だけど78分早すぎた。夢中になってあっという間だったという感じではなくて、もう少し何かあっても良いんだよ?って感じ。
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Hookasunity16さんが書いた他の作品のレビュー

天使のたまご(1985年製作の映画)

2.5

芸術性が高すぎてよく理解出来ず。
聖書的な暗喩が多いらしいんですが。
天野喜孝の絵の世界観に合っているといえば合っているかも。
少年はまんま根津甚八。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.7

ハードなアクションとオフビートな日常の落差。
敵キャラがほとんど機能する余地がないのはそういう作りとは言えもう少し活躍させてあげないと可哀そう。
アクションシーンだけでも一見の価値あり。

レスラー(2008年製作の映画)

2.8

ダーレン・アロノフスキーとしてはわかりやすい作風。
では詰まらないかといえばそんなことはなくミッキー・ロークの熱い演技が楽しめる。
でも手術から試合までなんにもトレーニングしていないのにそのまま試合に
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

2.4

監督の曾祖母の話を元にしているらしいです。
美しい自然を背景にしてこの時代ならではの一夫多妻による日常を描いている。
状況は理解できるが何を描きたいのか?という部分はちょっとわかりづらい。

GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

2.4

ガッキーが地元に臨時教員で赴任というオープニングが「くちびるに歌を」かと思ったがこちらは最初から吹っ切れていました。
神木くんはゲスト的のりでピンポイント出演。

おばけの造形もリアルよりはキャラクタ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.6

全宇宙で展開する家族の和解劇という感じ?
細かいところまで作り込まれているしアクションは格好いいし小笑いどころ多いしで文句のつけようはないんですが…。

マルチバースは映画に新しい地平を開いたのは確か
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