ぶみ

ディープ・ブルー3のぶみのレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー3(2020年製作の映画)
3.0
ジョン・ポーグ監督、タニア・レイモンド主演、『ディープ・ブルー』シリーズ三作目となる海洋パニックアクション。
前作『ディープ・ブルー2』で生き延びた三匹の子ザメが、沖合の島で生態研究する研究者等を襲う姿を描く。
レニー・ハーリン監督の一作目が抜群の出来だったのに対し、19年の時を経て製作された二作目がかなり残念なことになってしまったところ、2年のスパンで公開された本作は二作目と比較すると全てが好転。
前述のように、一応前作からの繋がりはあるものの、舞台を前作までの研究施設から地球温暖化の影響で消滅しそうになっている漁村に変え、サメとの対決のみならず、怪しげな傭兵軍団との戦いもありと、とにかく悪夢のような前作から挽回すべく、シリーズ全体のテイストを崩さずに新境地を開こうとする意気込みが、ヒシヒシと伝わってくる。
それに違わず、映像のクオリティを始め、脚本、演出等、どこをとっても全てにおいてパワーアップしており、シリーズ共通のお約束となったガブリシーンの潔さも健在。
流石に偉大なる一作目には遠く及ばないものの、サメ映画としては、十分息を吹き返してきた一作。

サメの危機は、人類の危機。
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