tetsu0615

プロジェクト・パワーのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ある程度の満足感で終わるアクション映画

ジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン・レヴゥット共演のSFクライムアクション
豪華キャストの特殊能力系アクション映画ということもあり、期待度が高かったが期待を上回らないくらいの印象。
というより、手堅く固めた感じ?特殊能力を得られる薬の売人をしている少女ロビンと娘を探す元兵士のアート、アートは彼女に娘を重ね、ロビンはいない父親を重ね…というよく見かけそうな展開

5分だけ得られるパワーに関しても、動物の能力?らしいが…炎の身体、防弾、氷のような温度の女に、撃たれたあと甦る生物?とか制限時間が短い/長いという相変わらずのツッコミ処は目を瞑ろう。
正直能力に関しては少々地味な感じなので…
アクションシーンも終盤になればなるほど、暗い場所(地下や夜が舞台)なのでそこも少し残念か。
透明な部屋の内側からアクションシーンをワンカットで見せるシーンのルックは面白いが、残念なことにアクション自体が少し見づらい印象を覚える。
正義の刑事、フランクの活躍もなんだかイマイチ…もう少し早く合流してほしかったかなぁ…

ツッコミ処というか物足りなさみたいなのもあったが、ダラリと見るには程よいくらいの作品でしたなぁ…


5分だけ超人的なパワーを得ることが出来る薬が蔓延する街を舞台に、訳アリの元兵士アート、街の平和に燃える刑事フランク、薬の売人をしている少女ロビン…3人の運命が交差する

冒頭から暗い(笑)
怪しげな薬が街に来るところから物語は始まる。
売人ロビンと刑事フランクは持ちつ持たれつな関係のようだ。パワーを使った犯罪に対抗するために薬が必要なフランク…まあこの辺もよくある話だ。
数少ない明るい場所でのアクション、アートが売人の家に乗り込む場所では炎を纏ったパワーとアートのバトル、フランクは銀行強盗でカメレオンのようなパワーを使う犯人とのチェイスを繰り広げる。見た目がハデな敵が2名なのでフランクの能力が些か地味に見えるのも…物足りなさを覚えるか
(そういえば銀行強盗が浴びたピンクのヤツって何?防犯用についてんの?)

ロビンを捕まえ、アートは薬の出処を探る…フラッシュバックする娘が拐われた過去や幻覚で彼の事情を説明するのは良いが後でセリフと映像で説明するのなら良いのでは?(ロビンが信用するまでの過程も物足りない)
トラックの下から敵を撃つのを上から見せたのはよかったかな
ロビンがお金の為に薬を売っていたということが分かるのもよくある展開と言えばそうだし、ラップに関しては素直に良いと思った
一方のフランクはロビンからのメールからロビンの家に行くが彼女の母親がピンチに…あれで乗り切れるのか?(笑)と思ったり…
大体、敵組織の目的も‥まあ金儲けだろうけどイマイチ分かりきらん

地下のアジトでのアクションシーンは前述の通りワンカット風味で面白いが肝心のアクションが少し見づらくなるのはマイナス
その後、ようやく役者が3名揃って、アートの娘を奪還する展開になる…ここまで妙に長く感じた。
2人が共闘するような場面は終盤のわずかな時間だし、ここも物足りない。
骨を武器にするやつとのバトルはちゃんと見せ場としてじっくり見せてほしかったかな
アートのパワーが(チートレベルで)発揮されるクライマックスはワクワクしたが、コントロール出来てるのか出来てないのか判断が微妙過ぎる。


色々ツッこんでいくとキリがないので、細かい処に目を瞑って楽しむことが出来れば勝ちのちょっとクオリティの高いB級映画って感じ?ですな。
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