OneEyedJOKER

プロジェクト・パワーのOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)
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何かしらの特殊能力が開花するクスリがあるとしたらどうするでしょう?

もちろん試します。

こんなレビューを【リミットレス】の時も書いたような…。

そんな夢のようなdragを取り巻き、イチかバチかの方法によって能力者が出現しまくってしまった世界を描くファンタジー要素のあるアクション作品です。

昨今の映画界ではありきたりと言えばそのとおり。

けれど本作はネトフリ制作という かなり予算のかかった 迫力とテンポの良い良作となっている。

本作、表面上は痛快なアクション・エンタメ作品ではあるが、その背景には社会に広がるdrag問題とオーバーラップするように作られており、このあたりもアメリカ映画ならではでは無いだろうか。

主演はジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン=レヴィッドとかなり豪華。

ただ残念なところも無きにしもあらず。
せっかくの特殊能力、その機能は5分。

それは良いのだが 活かしきれてない輩が殆ど。

アクションに至っては「なぜその能力を活かさない???」となってしまう。
その殆どがお粗末だ。

特殊能力というくらいだから、それこそX-MENのように、羽が生えて空を飛べるとか、皮膚が鱗になってしまうとか、飛び道具のようなものが出せるとか、尚且つ多様な能力を披露して欲しかったりもしたが
それでは二番煎じか。

とまぁ能書きたれたが、作品としての完成度は高めで満足度も高めだったので
ネトフリには今後も幅広い活躍を期待したい。

未見の方 お勧めです。
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