pluvia

エージェントマン 秘密警察の男のpluviaのレビュー・感想・評価

3.6
自由への期待と直後の弾圧、1969年前後のチェコスロバキア。

通信無線が得意なアダムと、恋人エヴァ。アダムは秘密警察に強制的にリクルートされる。

<時代背景>
プラハの春、ビロード革命の民主化運動の象徴の一人、アレクサンデル・ドゥプチェクが共産党第一書記だった1968年。
ドゥプチェクは1955年からの3年間のモスクワ留学で、非スターリン化政策を目の当たりにしたことにより、帰国後は政治体制自由化を推し進めた。民族文化に関わる事業に積極的に取り組んだほか、スロバキア域内における出版規制緩和も進めた。
しかし、ワルシャワ条約機構軍はチェコスロバキア共産党中央委員会ビルを占拠して、ソ連の管理下に置く。
1969年、グスターフ・フサークが第一書記(後には大統領)になり、改革勢力や反体制派に対する弾圧を強め「正常化体制」路線が進められた。

(↑ Wikipediaの歴史項目を参考にしています。)
pluvia

pluvia