Ryoma

僕と頭の中の落書きたちのRyomaのネタバレレビュー・内容・結末

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ジャケから想像したそんな軽い作品ではなかった。心に深く刺さる力作だ。統合失調症という目には見えない一種の精神障がいに位置付けられるもの?を扱っていたけど、治療法や原因も今なお見つかっていないことを知り、抱えて生きている人の苦しみや悩みをわずかながら理解した。
本作を観ていると、何があっても本当に心から支えてくれる人の大切さやありがたさ、心強さが感じ取れた気がした。身近にいる大切な人が、たとえどんな理由であっても、苦しんでいたり、悩んでいたりしたら、自然と寄り添い手を差しのべられる自分でありたいと痛切に感じた。本作の母親やポール(義父)もホントのホントに優しい人でよかったなあと素直に思う。
恋愛要素も含まれていたけど、主は統合失調症を抱える青年の苦悩や再生であったり、それを支える家族であったりと、描きたいことの軸がぶれていないところが素晴らしいなあと思ったし、より心に響くものがあった。
それにしても、チャーリー・プラマーはホントによかった。内に秘めた思いを剥き出しに曝け出すシーンなんか圧巻!👏
音楽も、かの有名なチェーンスモーカーズ監修ということで、シーンごとのチョイスが最高だった!👏スタイリッシュな楽曲でオシャレさも倍増!すぐspotifyでサントラ聴いた♪特に【If Walls could talk】と【Push My Luck】が好き! ちなみに原題『Words on Bathroom Wall』には何か深い意味があるんだろうか?
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