こういう映画大好き!
寂しさや喪失感がに襲われつつも、強く生きようとするその力に心を打たれます!
人生には何通りもの生き方があって、そのどれもが美しいものであることを教えてくれます。そして如何なる生き方をしていようとも、自分の’home’に支えられています。
「思い出は生き続ける」との言葉通り、ファーンは最後まで、亡き夫との思い出の中に生き続けました。
人と関わる時は心底楽しそうだけど一人の時はどこか寂しそうにしているため、周囲の人間も共同生活をすすめますが、ファーンはそれらを拒み続けます。
デイヴなどファーンの友人は新しい思い出を作りに新しい生活(もしくは場所)に旅立っていく一方で、ファーンが最後までそれを拒み続けたのは、自らの思い出が更新され、思い出が薄れていくのがこわかったのかなぁ、としみじみ。
大切な人を失ったファーンと比較できないですが、人間誰しも美しい思い出はあるもの。長い人生で色々な経験をしていく中で、過去の美しい思い出が薄れてしまわないように、時折思い出し、当時の感動や感情に触れてみようと思います。
俳優陣(実際のノマドも出演している?)の演技、迫力ある美しい自然、音楽、ストーリー、全てが最高の作品でした。
また観たいと思います。