『ホームレスではなく、ハウスレスよ。』
想像以上に多様性に満ちたロードムービーでした。
アカデミー賞らしい作品。
働き方の多様性。
さらには、住み方の多様性。
僕たちは、どこにでもいける。
家を捨てたのは、選択した結果。
ノマドは選択した結果。
ホームは、きっと心にあるんだよ。
大企業の破綻によって
街がなくなり、家もなくなったファーンが
小型キャンピングカーで
季節労働者としてノマドする物語。
そんな生活の中で
いろんな人とのかかわりや
家族・姉妹との関係性にも焦点をあて
新しい人生を踏み出すファーンに
共感できる人も
新しい価値観を感じる人も
意味わからんってなる人も
感じ方はそれぞれになるような気がします。
エンタメ色は薄いので
好みがわかれるところかなと思うけど
一度は観てもいいかもしれない。
◆クレジット
・監督：クロエ・ジャオ
女性中国人ということで
アジア人女性初のアカデミー賞監督賞受賞おめでとう。
作品賞も受賞。
この人の作品は
先に大エンターテイメント作品「エターナルズ」を観ちゃったけど
なんかもう、ヒーローものに
多様性をこれでもかとぶち込んで
それでも、うまくまとめあげた
監督らしい作品だったのかもしれないなと
今更ながら思った。
・ファーン：フランシス・マクドーマンド
アカデミー賞主演女優賞受賞。
他にも、ファーゴ、スリー・ビルボードでも受賞経験ありと
さすがの演技派女優ということで
間違いなかった。
・ノマド達
ノマド：遊牧民
恥ずかしながらノマドという言葉を初めて知りました。
その他の多くのノマド達は
実際のリアルノマドたちが出演してるらしい。
