北斗星

ノマドランドの北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます


『ミナリ』を観てるつもりが、何か画面が暗いな〜と思ってたら、全く別の作品でした💦


“厳しい自然”とよく言うけれど、まさにそうだった。
雄大な自然と共に旅する代わりに、いつも危険と隣り合わせ。

体が動かなくなる=(ヘタすると)死を意味する。

ファーンが、道中なぜあんなに哀しい顔をしているんだろうと思っていたら、夫の死を悼んでいる、喪に服してるという事が頭から抜け落ちていた。


車がトラブルに見舞われると(自力で直せない場合)そこでストップがかかる。残念ながら 完全に自己完結してるわけじゃない。お金を貸してくれる親類縁者に頼らざるを得ない。頼る相手は“ごく普通に暮らしてる人”になる。


ノマドの長のあの話しは実話なんだろうか?胸が締めつけられる。



ラスト
かつて暮らしていた家へ。彼女はかすかに微笑んだ。家財道具も売った。自宅の裏は広大な自然。そこを左へ曲がり歩いてゆく。旅の終り、彼女はきっと……。


『美しいけれど、哀しい』
『哀しいけれど、美しい』

この作品はどっちなんだろう?
北斗星

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