このレビューはネタバレを含みます
『ミナリ』を観てるつもりが、何か画面が暗いな〜と思ってたら、全く別の作品でした💦
“厳しい自然”とよく言うけれど、まさにそうだった。
雄大な自然と共に旅する代わりに、いつも危険と隣り合わせ。
体が動かなくなる=(ヘタすると)死を意味する。
ファーンが、道中なぜあんなに哀しい顔をしているんだろうと思っていたら、夫の死を悼んでいる、喪に服してるという事が頭から抜け落ちていた。
車がトラブルに見舞われると(自力で直せない場合)そこでストップがかかる。残念ながら 完全に自己完結してるわけじゃない。お金を貸してくれる親類縁者に頼らざるを得ない。頼る相手は“ごく普通に暮らしてる人”になる。
ノマドの長のあの話しは実話なんだろうか?胸が締めつけられる。
ラスト
かつて暮らしていた家へ。彼女はかすかに微笑んだ。家財道具も売った。自宅の裏は広大な自然。そこを左へ曲がり歩いてゆく。旅の終り、彼女はきっと……。
『美しいけれど、哀しい』
『哀しいけれど、美しい』
この作品はどっちなんだろう?