なかなかのガッカリ映画。
四肢麻痺した少女vs狂犬病で凶暴化した愛犬。
圧倒的に犬が有利だから車椅子でチンタラ移動して扉をギリギリ閉めて防衛する地味な画しかない。僅かに動く右手で紐を引っ張ることしか出来ないため、見ていてまどろっこしい状態が一生続く。
合間合間に“自分のせいで起きた事故により死んだ姉妹”が出てくるのだが、そのやりとりもどうでもいい。人間ドラマにしてもスリラーにしても中途半端。ひたすら地味。
ハンデが多すぎるせいで犬の行動がかなり制限されていたのが一番残念。せめて下半身不随くらいにしたらもっと広げられたのに。