RIO

恐怖ノ黒電波のRIOのレビュー・感想・評価

恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)
3.5
アパートのTVアンテナを取り付ける
エンジニアの無造作な死

建物が古いけど
わりと近い感覚
さりげなさすぎる

ドクドク増える
コールタールのような黒い液体
トロトロにウットリするときも
次第に聞こえてくる幻聴

無表情の顔パックが怖い

普段の生活の心理的を
素晴らしく映し取ってる
雨のカットに気が遠くなる
またそこに静かに
黒く染まっていくお父さん

食べ物を腐らせ 家族も腐る
一人ずつ感電していく
どこへも行かせない
黒く染まる爪が肩に触れる

独裁の強まるトルコの現実
大きな音を立てて心を脅かし
実際には音をたてずに忍び寄る黒いモノ
こちらもそのモノに近づく
そして互いに足先が合わさった時
真っ黒い世界に呑み込まれる

とにかくまっクロクロ!
怒りの表現色なのかな
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