アパートのTVアンテナを取り付ける
エンジニアの無造作な死
建物が古いけど
わりと近い感覚
さりげなさすぎる
ドクドク増える
コールタールのような黒い液体
トロトロにウットリするときも
次第に聞こえてくる幻聴
無表情の顔パックが怖い
普段の生活の心理的を
素晴らしく映し取ってる
雨のカットに気が遠くなる
またそこに静かに
黒く染まっていくお父さん
食べ物を腐らせ 家族も腐る
一人ずつ感電していく
どこへも行かせない
黒く染まる爪が肩に触れる
独裁の強まるトルコの現実
大きな音を立てて心を脅かし
実際には音をたてずに忍び寄る黒いモノ
こちらもそのモノに近づく
そして互いに足先が合わさった時
真っ黒い世界に呑み込まれる
とにかくまっクロクロ!
怒りの表現色なのかな