ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争についての知識を入れてから観るべきでしたが、この作品を通して知れてよかったです。なんとなく名前ぐらいは聞いたことがあった、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争。今からたった25年前に、こんなに残酷な戦争があったと思うととてもやるせない気持ちになります、、 東欧の歴史について全然知らないから、もっと学ばないと。東欧と聞くと争いが多くてなんだか悲しく貧しいイメージがあるけど、冷戦の影響がやはり大きいのかな。建物にもまだ鉄砲の跡といった戦争の痕跡が見られるところも多いそう。
まるでナチスがユダヤ人に対して行ったかのような大虐殺。なぜ隣国の人をそんなに大量に殺すことになってしまったのか、、でもこれは、セルビアだけが悪いと言うより、何もしなかった国連軍にも責任があると思います。
ラストシーンは、戦争がいかに哀しく愚かであるかを物語っているかのよう。
まるでドキュメンタリーのようなリアルさ。臨場感に溢れた作品でした。