このレビューはネタバレを含みます
大雑把にユーゴの紛争と捉えていたことを細かく知るようになったのはノーマンズランドを見たこととあの辺に旅行に行ってから。分かっている事実をアイダと言う女性の視点で見ることで理不尽さが浮き彫りになる。民族の紛争は昨日までの隣人や生徒が敵になる。感覚は分かりにくいけど旅行中のガイドさんがクロアチアの人は今もニコニコ付き合いながらセルビア人大嫌いと話してたあれなんだろうな。状況が分からず国連軍を信じてバスに乗る一般市民がほとんど。事情を知っているアイダがなんとかしようと奔走する姿と対照的でどっちも悲しい。