ぽるの

ミス・マルクスのぽるののネタバレレビュー・内容・結末

ミス・マルクス(2020年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

シネマカフェ様の試写。

雰囲気とにかく良い映画。
最後の踊り出すシーンほんと好きで爆笑しながら半泣きの複雑な気持ちだった。でもほんと最後好き。予告に「愛か、信念か」ってあったけど、結局二択からは選ばず亡くなったのほんと鬱になる。薬で殺すのは自分じゃなくて夫だよ……。
ちょっと人間関係分かりにくいシーンが多かった。まだ喉の腫瘍の人が「カール」って書いて泣いた意味が分かんない。というかカールとエリノア以外の人間関係が多過ぎて薄ぼんやりしてる。でもエリノアが複雑な家庭だったってのだけ主張出来たら良かったのかなあ。あと、カール・マルクスの圧倒的な求心力とエリノアの対比?
人形の家の劇シーン、劇だって分かるまで「ようやくエリノア本心話してくれた……!」って喜んでたのに、夫のための劇だったのほんとエリノアぶち殺したくなった。でもそのイライラは製作者の意図通りにハマった感じ。悪趣味だけど、そういうハメ方嫌いじゃない笑笑
エリノアが労働者の権利の向上や子供の労働禁止に注力してたの、ほんと空回りしてるようにしか見えなかった。労働者の希望でもないように見えるし。背広組の言う事は違うなあ〜くらいに見える。多分製作者の意図的には、ここはエリノアの必死さを描く場面のはず。なのにこの描き方はどこから見ても間違ったとこ切り取ってるよな〜って感じ。
他人にオススメは絶対出来ない。けど最後のアヘン良かったからそれだけで割と満足ではある。
ぽるの

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