MashO

ミス・マルクスのMashOのネタバレレビュー・内容・結末

ミス・マルクス(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

カール・マルクスの末娘のトゥッシーことエリノア・マルクス。幼い時から偉大な父の薫陶を受け、欧米の男女平等、教育機会均等、児童労働の制限等の政治活動に尽力していきます。その一方でイプセンの人形の家を演じたり演劇人との親交も深めて行きます。そんな中知り合った劇作家エイヴリングと恋に落ち内縁関係になります。しかし彼の不実さに悩まされ遂に悲しい最期を遂げます。
彼女はある意味父の跡を次いだ偉大な政治活動家でしたが、一方で父と内縁の夫の女性関係に悩まれた一女性という側面もありました。
劇中のパンクロックが静かなシーンを突然破るのはエリノアの心の叫び声といった意味なのだと理解しましたが、私個人にはあまりしっくりきませんでした。むしろエンディングの「インターナショナル」が耳に残りました。
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