パピヨン

ミス・マルクスのパピヨンのレビュー・感想・評価

ミス・マルクス(2020年製作の映画)
3.5
「資本論」で19世紀にその名を知らしめた哲学者であり、経済学者のカール·マルクスの四女エリノア·マルクスの物語です。もう自分の知識は“カール”さえ無しのマルクスって名前くらいで、資本論がどんなものかもザックリ、チョッピリって感じでお恥ずかしい。余計に何か得られそうで引かれました。
この四女は特に父親カールに溺愛されたようです。後にイギリスにて、労働者の環境改善と共に男女平等に心血を注ぎ、「女性はもはや男性の奴隷ではない!」と訴えた。社会主義とフェミニズムを融合させた先駈けらしいです。ところが私生活では、大の浪費家で女たらしの内縁の夫に財産を搾取されっぱなしの人生。このダメ男の絶えることのない女遊びに苦しめられ、自身の言ってる事とやってる事のギャップに心が張り裂けてしまいます。彼女のこの感情の爆発をロックにのせてガンガンに演出してますが、自分にはしっくりきましたよ。クラシックとロックを織り混ぜての音楽表現は、決して失敗とは思いませんでした。いろいろ勉強させていただきました。