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いとみちのminceのレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
4.0
映画「いとみち」最終日間に合った。津軽三味線弾くメイドの映画程度の前知識、完全ジャケ観。めっちゃよかった。パンフに監督の作品「ウルトラミラクルラブストーリー」「俳優 亀岡拓次」二本とも観てた。主演の駒井蓮がはめ込みガラス越しにお店の様子を伺う表情がめっちゃピュアでよかった。
テアトル梅田20210729

追記20210803
青森を舞台にした少女の成長物語。
学校では気持ちを言葉にするのが苦手でちょっと内弁慶などこにでもいる女の子、いと。
りんご農家に囲まれた家。学者の父&三味線師匠の祖母と住んでいる。
津軽三味線は表彰されるくらい特技。でも弾いている姿がかっこ悪いからと思春期な理由で少し家庭内でもイガイガを出している。
お店の制服が可愛いとメイド喫茶でバイトを始める。自分の周りにいなかったタイプの大人に囲まれ少し経験値があがったようで楽しく働くが
ドラブルが発生しそれがテレビにも報道されお店は逆境に立たされる。
バイトを黙認していた父にも娘可愛さに仕事仲間やお客を悪く言われ一念発起。
自分の気持ちをはっきりと言葉や形にして店の再生に奮闘する。

津軽弁がかわいい。
何言ってるかほとんどわからないのに字幕すら出ない。
なのにだんだん話の流れもあって違和感なく理解できてくる。
監督が「ウルトラミラクルラブストーリー」「俳優 亀岡拓次」を撮った横浜聡子さん。
パンフ見てびっくりした。2作ともどこか調子が狂った人の一途な愛憎を描いた良作。
何がどう繋がったのかわかんないけど気づいたら観ていたので無意識につながるものがあるのかもしれない。
駒井蓮さんがめちゃくちゃかわいい!
劇中、初めて仲良くなった同級生に人間椅子を聞かせてもらいハマるシーンも爆笑。
レコードじゃダメだ!津軽三味線ナマで聴いてみたい。
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