吉田ジャスティスカツヲ

AWAKEの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

AWAKE(2019年製作の映画)
4.3
かつて…人間とCPUの戦争があった…
ダダンダンダダン♫

将棋の道を突き進む者と、挫折してプログラマーとなった者。
将棋とAI開発という【本来は交わらないものが“対決”の構図をなす面白さ🤔】
そこに因縁や、対象への情熱が絡む物語。
たがいのライバル心がぶつかるクライマックスに熱いものを覚えます。


AWAKE、すなわち“目覚め”が意味するもの、それは結局のところ努力の意味だと思います。
努力は必ず報われるわけではなく、報われない努力の方が圧倒的に多いんです😌
そんな現実への目覚め。

【それを知ってなお何かに熱中して努力する者の美しさ】をこの作品は表しています。


パーカー姿も絶妙すぎる【吉沢亮の陰キャなオタ芝居は、相変わらず素晴らしい】
またライバル役に若葉竜也を配したキャスティングも見事👏
難点にも繋がりますが、2人とも寡黙でクールなキャラということもあり、ただでさえ地味な話がさらに地味に😱

そこを斬新でスタイリッシュと捉えるか、いかにも日本映画的な単調さと捉えるか、で評価が変わってくるかとw

個人的には“リアル・スティール”のようなアツさも期待していただけに、どこかSF的な佐藤望の劇伴のほかにも、もうちょいエンタメ要素を用意してほしかった感ですかね🤔