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AWAKEのmakoのレビュー・感想・評価

AWAKE(2019年製作の映画)
3.8
【夢の終わりは人生の結末じゃない】

第1回木下グループ新人監督賞グランプリ受賞作。
2015年に開催された将棋AIと将棋のプロ棋士の対戦イベント、「将棋電王戦FINAL・第5局」をモチーフにしており、実際に将棋ソフトウェア「AWAKE」を開発した巨瀬亮一のバックグラウンドを設定に取り入れている。
実話に着想を得たフィクション。
本作が商業映画デビューとなる山田篤宏監督が書き下ろした。

◈ちょこっとあらすじ
大学生の英一(吉沢亮)はかつて奨励会(日本将棋連盟の棋士養成機関)で棋士を目指していた。同世代で圧倒的な強さと才能を誇る陸(若葉竜也)に負け棋士を諦めた。
挫折からAIに出会い、将棋のコンピュータ開発を目指し、プロ棋士と将棋AIの対決までを描く。

将棋はあまり知らないけど、将棋の映画は好きで観ちゃう😁

AWAKEとは、目が覚める、眠りから起きる。覚醒。

棋士になるためには狭き門を通らなければならない。なれたとしても、棋士の道は平坦ではない。
棋士になれなかった者は拠り所がなくなり、これからどう生きていけばいいのか。朝から晩まで将棋漬けだったのに、それがなくなるって常人には計り知れない。

夢破れても別の形で将棋と向き合う英一の姿に、諦めずに前に進む事の素晴らしさを感じました。
英一の性格があまり好みではなかったが、AI将棋のプログラムを完成させようと頑張る姿に心の中で声援を送ってました。

ラストの終わり方もよかった。
清々しい感じでした。

英一役の吉沢亮君、イケメンオーラを消し陰キャラ役を上手く演じてました。
陸役の若葉竜也さん、若手強豪棋士役がハマってました。
大学の先輩役の落合モトキもよかった♪

大きな盛り上がりはなかったが私は楽しめました♪もっと将棋を理解していたらより楽しめたと思います。



劇場鑑賞 #20
2021 #23
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