海老シュウマイ

AWAKEの海老シュウマイのネタバレレビュー・内容・結末

AWAKE(2019年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

負け犬が新しい道を見つけて再起を果たす!
旧態依然とした組織と既得権者を蹴散らしてやれ!
と意気込んで観たら意外にちっさい話で萎えた。

吉沢亮が自分でコーディングし始めるあたりから違和感が。キミが頑張るところはそこじゃない。

もともとこの機械は、将棋の手を総当たりで先読みして最もスコアの高い手を選ぶだけで、相手が誰か、相手の傾向を学習、とかは付いてないんですよね?それAIって言う?

少なくとも、将棋の戦術の知識、実戦経験を機械に落とし込んでいくところが見たかったのに。せめて対戦相手の過去の棋譜を全てDB化するとかさ。
将棋関係ないプログラマならインドに優秀な人いくらでもいるだろ。

結局、人間による人間っぽい戦術に、機械は愚直に対応して負けましたって、そりゃそうだろ。そうならないための将棋経験じゃないのかよ。

であればお話として、
吉沢亮と相棒のプログラマが協力して作り上げる、バディムービーで良かった気が。

そして、将棋映画共通の問題として、
対局シーンが二人の顔アップだけになって、ひたすら独白させるのは退屈。

将棋の盤面を映して、ここをこうしたら相手がこう打ってくるから、起死回生でここに打つ!みたいのを見せてくれてもいいと思うけど…