2015年に行われたプロ将棋棋士とコンピューターが戦った「電王戦」から着想したストーリーでシナリオコンテストでグランプリを獲った作品を脚本を書いた自らで監督されている。
「人より強い」と噂されるほど強い将棋プログラム『AWAKE』を開発したSE清田は元奨励会会員で、そのプログラムと対戦する若手有望株の棋士浅川がかつてのライバルというマンガ的なストーリー。結末は勝負の結果よりも、清田と浅川の"今"にフォーカスしていて意外かつ潔すぎだけど、まあこれもアリかなと。
それより配役良すぎて…揃って出演してくれてありがとうございますといったメンツ。
将棋しか興味ない野暮ったい清田をまつ毛バッサバサの蟹王子（←知ってる？）吉沢亮さん、若手花形棋士なのに影のある浅川を若葉竜也さん（最高）、大学のAIサークルで出会う磯野に落合モトキさん（素敵すぎ）、奨励会同期で今は将棋記事を書く記者中島に寛一郎さん。
この人達にしようって言い出したの誰ですか？
話どうこうより、キャラクターがしっかりしてて面白かった。映画っていいよねぇって思って演ってそうで、観てる側も未来を期待しちゃってワクワクした。
吉沢亮さんはちょっと太って猫背で、モチャモチャ小走りみたく歩いてて、懐中電灯で本照らしながら夜道を歩く…怖すぎるがナイスゥゥゥ……溜息。お顔立ちが高貴なのでその異様さに気味悪さが加わり、ヤバい奴感が漂っていました。何かの賞を差し上げて！
若葉さんと落合さんは、ご自身での演劇寄りの活動も多くなってきてるし、いつか実物観に行きたい。かっこいいよね絶対。若手俳優の中では好きが飛び抜けてるおふたりなもので。
