どこまでがアイダ・ルピノの領分なのかはわからないが、終盤で子供を盗まれそうになった夫妻が訴訟を取り下げる部分は間違いなくルピノの演出だろうと推測する。法の正当性と矛盾する感情の問題を扱うのは『二重結…
>>続きを読む1949年 アメリカ🇺🇸
エルマー・クリフトン最後の作品にしてアイダ・ルピノの実質初監督作品
撮影開始直後に心臓発作で倒れたエルマー・クリフトンの代わりに引き継いだアイダ・ルピノは本作の共同脚本、…
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞🎥
(勝手に4本立ての3本目)
本作のオープニングロールで「監督:エルマー・クリフトン」と表記されるが、クリフトン監督の急病により代理で監督したのはアイダ・ルピノであり、…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の虚ろな表情で真っ直ぐに道を歩く女性の姿。それだけで作品の魂を描写する手腕が見事。
家族との不和、愛した男の裏切り、受け入れてくれる男を愛しきれない不義。寄る辺のない女性のメロドラマがノワール調…
アイダ・ルピノの実質監督第一作。オープニング、憔悴した様子で通りを歩く女の姿とベビーカーの中の赤ん坊の顔の異様なカットバックで掴み抜群。そこからノワール調の回想へ。で、文字通り映画が突然走り出す激エ…
>>続きを読む虚ろな顔をした女性が歩く姿を正面から捉えるオープニング。『暴行』でもそうだったけど街を彷徨う女性のよるべなさを一発で描いてるのが巧みだなと。
メロドラマとノワールを行き来する話運びもシンプルに面白か…
アイダ・ルピノのメロドラマ。キャラクターとの距離の取り方がいい。ドライな感じ。結果的にメロドラマになっただけでダグラス・サークなどと比べたら全く恋愛模様を描こうとしていないように感じる。ある状態に陥…
>>続きを読む冒頭の坂の上から主人公を捉えたショット。
ADHD描写はそこまで必要だったのだろうか
あと、クレジットにレイモンド・スコットの名前あり。
心の声の音質が少し変わっていたのでそういう部分の貢献なのだ…