現在、シネ・リーブル池袋のNTLive夏祭り2021が開催中🌺✨
今作『ハンサード』も明日から1週間アンコール上映あります✨
ということで、年頭の劇場鑑賞作品の忘れ物レビュー…✍️
National Theatre Live in 2020シーズンの第7弾でこれがシーズン締めの作品✨✨
1980年代、サッチャー政権下のイギリスの政治情勢を背景に、政治家の男とその妻の“結婚の危機”を描く会話劇。
政治的な背景が物語に関わってくるため、冒頭に簡単な解説映像が入ってて、お陰で理解できました😌
(本質を深く理解できたかは微妙)
保守党の政治家であり、日々を忙しく過ごす夫ロビン。
週末市外の自宅へ戻ると、いつものように不機嫌で酒に溺れた妻ダイアナが待っていた。
顔を合わせたと同時に勃発する夫婦の口論。
冷ややかに皮肉混じりに、不協和音の旋律が痛々しい。
イギリスで名優と称される2人の掛け合いはなかなか引き込まれるけど、政治的エッセンスや、ずっと緊迫したやり取りにちょっと疲れて来る…。
これは『誰もいない国』に続いて(同じ1月に鑑賞)またアウトパターンか🙄
と思ったら…最後に泣かされたー😭
舞台には確かに夫と妻の2人だけなのに、ダイアナが語る過去の情景がまるでそこで繰り広げられてるように感じて、心の目に焼きついた😭
(思い出しながらレビューしてたら、また泣けてきた😢)
美しくて、悲しくて、羨望と共に訪れる絶望感😭
2人がお互いに心の奥に秘めていた真実。
悲しみの淵でいつしか噛み合わなくなった歯車。
別の方を向いていたと思ったら夫婦が、実は同じ方向を見ていたのだとわかった瞬間。
夫婦の会話劇だけど、これは濃厚な多様性の物語でもあった。
人が抱える差異と受容の物語。
NTLはやっぱり(ほぼ)ハズレなーーし😭
去年から見始めたNTLシリーズ✨✨
シーズン2020はなんとかコンプリート🙌🏻✨
2021も全部観るぞ〜!と息巻いていたけど、タイミング外して1発目の『メディア』を見逃した😂
2020の作品は漏れなくアンコールが全作掛かってたので、2021もアンコールに期待😂