MasaichiYaguchi

ワイルド・スピード MEGA MAXのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
4.0
このシリーズ、全作品とまではいきませんが結構観ています。
エグゾーストノイズの中の男臭さや男気がワイルドに伝わって来て観ていてスカッとします。
映画は、前作の脱走シーンから始まり舞台をブラジルのリオに移してドラマが展開していきます。
初めは簡単な仕事という事で引き受けたドミニクとブライアンだったが、この仕事によりブラジル裏社会の犯罪王に絡んだ騒動に彼等は巻き込まれていく。
本作は今までの主要メンバーに加えてドミニクやブライアンを逮捕する特命を受けた連邦捜査官ルーク役で「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンも新たに参戦してド派手に男気全開でアクションが繰り広げられていきます。
シリーズを重ねるごとに潰す車の数や建物の破壊度が増え、銃撃戦で弾の飛び交う激しさ、肉弾戦の迫力と、益々過激にヒートアップしていくのが凄い。
演出が派手になったり、お金を沢山かけたりすると、大味な作品や中身が空疎になったりしがちですが、この作品は「お金なんてどうでもいい、大事なのは仲間、ファミリーだ!」と云う基本スタンスが過去のシリーズから一貫してブレていないのでそんな事にはならない。
それにしても大金強奪劇、終盤の二台の車による「牽引」、「有り得ねー!」とツッコミを入れたいところだが、まああれはあれで「ご愛嬌」と云うことで…。
この作品のポスター写真等で「ついに、ファイナルラップへ。」と有りますが、ご存知の通り完結しません!