IMW2020にて。
2018年、インドで同性愛が合法化される直前に設定されたお話。
同じシリーズの前作が勃起障害がテーマで英語字幕ついてても何もわからなかったので、最優先で劇場に足を運びました。そういうわけなので、DVD絶対出してね。
主演のカップルがゲイの男性というだけで、あとは王道のボリウッド・ラブコメの文法で綴られている。
主演はシンガーでもあるアーユシュマーン・クラーナー。
一般公開された『盲目のメロディー』は、役が黒すぎておふざけも過ぎて内容も音響もイマイチだったんだけど、これはコメディーで脚本が上手いし、役もアーユシュマーンのキャラにあっているし、何より久しぶりに歌ってくれているのが嬉しい。本当、声もルックスも可愛い。髪型は斬新でしたが…
王道のラブストーリーと言っても、男性同士なので、副産物として、周辺事情として思いがけない深掘りがさらっと出てきたりもする。
息子の恋愛を認められない背景には両親の事情もあり、その秘密が隠れていたところは…
それにしても、同性愛は病気という認識と同性での結婚が同時にコメディーで描かれるインドは、変化が激し過ぎて大変なんだろうな。
普通の娯楽映画でしっかりその辺のところを教育しに来るのがボリウッド映画の優れたところ。
準主役のアマンのお父さんがキャラが立っていてよかった。
かなり古い映画がネタとして出てくるのも楽しかったです。
(みんなクローゼットから出ておいで!! 2020/10/22記)