現地の人としては生贄にしたい。主人公としてはいきなり生贄にされたくはない(当たり前…)。
その土地にはその土地なりのルールがあって信じるものがあって、よそ者がそれをどうこう言う権利はなくて、だからこの両者の溝はどうしても埋まらない。
この人たちは別におかしくない。
他者の命を生贄に捧げて良いとゆう真実と勝手に自分の命を使わないでくれとゆう真実と、互いの持つ真実にズレがあるだけ。
その場所のルールが自分の真実とあまりにもかけ離れていただけ。それはどこまで行っても平行線でしかない。だから溝が怖い、ズレることが怖い。永遠に分かり合えないから。
どのタイミングで選択を間違えたか、どこまでが自分の意思だったか、自分の命or大勢の見知らぬ命とゆうトロッコ問題にしてもそう、考えてもどれも正しい答えがないものばかり。世界そのものの非情さを感じる。