great兄やん

ザ・ファブル 殺さない殺し屋のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

3.9
【一言で言うと】
「誠意に滲む“悪意”」

[あらすじ]
最強の殺し屋「ファブル」として裏社会で恐れられていたものの、ボスから誰も殺さずに一般社会に溶け込んで生きるよう命じられたアキラ。相棒ヨウコと兄妹を装い、アルバイト先のデザイン会社オクトパスの社長・田高田と社員ミサキに素性を知られることなく平穏な日々を過ごしていた。そんな中でアキラはNPO団体の代表を務める宇津帆と出会い、やがて彼がターゲットから金をだまし取っては命も奪う危険人物であることを知る...。

公開初日&朝一番にて鑑賞!

前作がかなり面白かったので期待して観に行きましたが、やっぱり続編も続編でメチャメチャ面白い!というか、観ていて楽しい!!(*≧∀≦*)
アクションのクオリティが高いのも勿論ですし、なんと言ってもコメディ要素がいい具合で強いのがなんか和むんですよね〜☺️
相変わらず岡田准一のアクションは人間離れしていてもう恐怖でしかないですが、逆にあの動きこそが“岡田准一”ならではのスタイルなんだよなぁ…と、改めて感じましたね🤔

とにかく前作に続いてこのザ・ファブルの秀でている所は、登場人物のキャラがそれぞれ魅力的で嫌いになれないんですよ😆
前作では柳楽優弥のキャラに目を見張るものがありましたが、今作はなんと言っても堤真一のキャラが抜群に良かった!!
あの“本性”を表した時の狂気っぷりがもう...それでも彼の魅力があってか、何故か嫌いになれないキャラなのがニクいんですよね〜😏

それにファブルこと佐藤の日常生活における“成長”というのも前作よりレベルアップしてましたし、個人的にヨウコと佐藤の掛け合いが前作よりも増えてたのがとっても嬉しかったです!
それから宮川大輔ことジャッカルの出番もネタのキレ味も増し増しだったのも良かった😁
にしてもなんだあのドラマはww逆に見てみたいわ🤣🤣

ただ、肝心のアクションが今作はかなり控えめだったのが少し残念。
どちらかと言うとコメディの方に大きく要素を振ったような展開なので、アクションを期待したらかなりガッカリしてしまうかもしれません😔

それでも序盤と中盤でのアクションのクオリティはハッキリ言って前作を遥かに凌駕しますし、まさに“世界基準”とまでに到達したであろう岡田准一のアクションにひたすら惚れ惚れする映画でした!!

前のレビューで実写化作品はるろうに剣心が一番だと書いていましたが、今作も実写化作品にしてはビックリするほど楽しめる作品ですし、また続くのであれば是非とも劇場で観たいと思わせる映画であるのは間違いないです😤

前作を見て漫画を読もうと決意して早2年。未だに読んでおりません😅
だから今度こそは漫画の方を読んでみたいです!!(^◇^;)