吉田ジャスティスカツヲ

ザ・ファブル 殺さない殺し屋の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.0
前作や原作本を未経験な者の感想です😅

原作ファンには“泣けるエピソード”を抜粋した映画化だそうです。
しかしながら登場人物があっさり殺害されるなど…
淡々とした原作の暴力描写がリアルに再現され、単なるお涙頂戴に終わっていないのが興味深いですね🤔

そのカギとなるのが、裏では冷酷無比な堤真一演じる宇津帆であり、彼の部下である平手友梨奈演じるヒナコの関係性。


対するは【もうこの人を観たいがため劇場に足を運んだと言っても過言でありません、邦画ファイトコレオグラファーの第一人者"ファブル"ことV6岡田】よ💪
今回は冒頭から役との一体感で、余裕&貫禄。
演技面で堂々たる自信があるせいか、アクションではさらなる地平をめざす過激さへ振り切っており、続編としての役割をきっちりこなした良作なのでは。

アクションの悪い見本としては、規模が敵わないにも関わらずハリウッドの模倣をしがちなのですが、今回の【団地や建物の隙間という日本特有の住環境を生かしたバトルはまさに国産品ですw】
全盛期の香港アクション映画のような荒唐無稽さに、最低限のリアリティを加味し、素直にアドレナリンが上がる名シークエンスでしたね👍

そのぶん【修羅場と化す三幕目の印象が弱い】など、相変わらず2時間越えの長尺がヘヴィに感じることもあり…







ここからは『筆者よ、そんなこと言うな』と言われそうなのですが…
一作目の鑑賞を見送った理由にも繋がること🤫
その立場上、特技を発揮する際は顔バレを防ぎたく【覆面をしているヒーロー🦸‍♂️】佐藤アキラ。

同じく、覆面をしていても外見そのものが格好いいスパイダーマンや…
同じく、散々ヒトを殺めた過去があっても顔バレを気にしない緋村剣心と違って…

【コチとらみんなV6岡田を観にきているのに、肝心な部分は本人かどうか分かりづらい】のが、このハナシの性質上の難点に感じるのです😰
本人であると信じたい‼️
本人であると信じたい‼️
もしも3作目が作られるならば、今度こそその心配を解消して欲しいなぁ…