幸宏さんが逝ってしまった。
来週の仕事が音響ハウスでおこなわれることになり、二つの思いで観ることにした。純粋な憧れと、純粋な好奇心。偉大すぎる諸先輩方への憧れと、その場へ降り立つことへの好奇心。
こっそりエレベーターの壁を蹴ってこようと思う。
すっぽんの丸鍋やうなぎの蒲焼なんかは、その歴史も味わいになると言う。音響ハウスに響き続いた音が壁に染み付き、更なる音楽を紡ぐのだろう。
よっぽど好きでなければ拾えない、裏方と呼ばれる仕事まで見えるからこそ、このシミの説得力が増す。
ただし映画としての出来としては、まあ、NHKのドキュメンタリーという印象。あまりにもルックが稚拙です。
主題歌を歌うHANAによる「CUE」は鑑賞後にYouTubeで検索して聴くべし。鳥肌たった。