ウィッカーマン final cutの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

「ウィッカーマン final cut」に投稿された感想・評価

英国の異教徒たちの村に捜査で訪れたクリスチャン警察官の悲劇。
本作は不本意に切られたシーンを復活させ再編集した監督お墨付きのファイナルカット版。
『ミッドサマー』好きにはおすすめ。
あまり多くは語りたくないけど思ったこと感じたことをつらつらと…時間が経つと褪せて風化しちゃうので
上映最終日に駆け込めて本当によかった
ガァルティエロ・ヤコペッティ監督の「ヤコペッティの大残酷」のようでアラン=ロブ・グリエ監督のような女性崇拝的カメラワークとアレハンドロ・ホドロフスキー監督を彷彿とさせるような美し過ぎない狂気を織り交ぜた最高のカルト映画だとおもう(他の監督を引き合いに出したりカルト映画だとかって言葉をあまり使いたくないけどどうしても鑑賞中に出てきたので書き出します…)
宗教はデリケートな話なのであまりこういうところに書きたくないが熱心なキリスト教徒はこんな映画観ないだろうから描きます、こう見るとキリスト教徒は人工的というか現代の生活様式に合った宗教だなあと思った、それに比べて映画に出てくる宗教は野性的で自然派、人間をひとつの生物として捉えているのでみんなとても幸せで満ち足りていると感じた、こんなふうに(?)わたしも生きてみたい、みんなもっと本能的に生きようよ〜
何かのサイトでミッドサマーと比べられていたが宗教を題材にしているだけで似ても似つかないだろう!わたしは断然ウィッカーマン派です、なんというかちゃんと宗教してたなとおもった、レビューが未熟すぎて申し訳ない
とにかく音楽がぜんぶ素敵すぎる!サントラ欲しい
他のバージョンも是非とも観たい
控えめに言って「最高」です。

このレビューはネタバレを含みます

キービジュアルが盛大にネタバレをしている。
最初はただ仕事熱心なだけなのかと思っていた警官のおっさんが、だんだん自分の考えに固執する面倒な人に思えてくるが、それでも最後のあれは酷すぎる。
宗教とか慣習を妄信する人々に巻き込まれる話と思いきや、それを逆手にとった何とも計算高い話であった。にしても最後のあれは酷すぎる。
オマージュって便利な言葉。
tmurata

tmurataの感想・評価

3.4
ミッドサマーの元ネタと言われてるカルト映画。今回、フィルムが見つかったということで長尺版が出たんだけど、まあこんなもんかな。ミュージカルな雰囲気とか、あんまり不穏な感じじゃないトコとか独特な感じで、面白いことは面白いんだけど、オチまで読めちゃうしなぁ。まあ古い映画だからしょうがないんだけど。
yuki0426

yuki0426の感想・評価

3.9
サッパリとした狂気で後味スッキリ!

敬虔なクリスチャン巡査部長が、行方不明者の捜索で1人で異教の島サマーアイルへ。
いや1人で行くなよ!初っ端からフラグ立ってるよ?なんで全部折る!?
島の人だって親切にやめとけって…あーあー。
何を言われようと自分の意思(と信仰のもと)他人の文化に土足で踏み込んで冒涜するなら、致し方なしですわ。

・危ないところに1人で行かない
・人の話はちゃんと聞く
・報連相する
っていう、社会性の基本て大事。

黒ロン毛クリストファー・リーと
ニヤニヤするリンゼイ・ケンプも堪能出来て大満足です。
90分でこれだけ筋通した不穏さと狂気を収めていて拍手モノでした。
なかけ

なかけの感想・評価

3.7
ほのぼのミュージカル映画。
敬虔なクリスチャンが異教徒の島で悲惨な目に遭う、という筋書きではあるのだが、
完全に異教徒の男が転がり込んでくるという構図になっていて面白い。

燃え尽き崩れ落ちるウィッカーマンの後ろに輝く太陽からのエンドロール、素晴らしい。
meimei

meimeiの感想・評価

4.0
キリスト教ガチ勢の刑事さんが行方不明少女捜査のために独自宗教が確立した島へ飛ぶ話

島民の団結力が宗教色を際立たせてた
YAEPIN

YAEPINの感想・評価

4.8
『ミッドサマー』の元ネタたる本作だが、もはやホラーというより宗教研究の映画だと思った。

『ミッドサマー』との一番の違いは、主人公が敬虔なクリスチャンであることだろう。
彼のおかげで、我々の生活において、目に見えないほどに根付いている「宗教」というものが、いかに相対的なものか分かる。

現代の日本で当たり前とされる火葬も、「復活」を望むキリスト教圏や、儒教の教えが根付く社会では忌避される。江戸時代に日本を訪れたカトリックの宣教師も、この映画と似たような感覚を抱いたのではないか。

歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは、「宗教」について、「人類によって生み出された想像上の物語とそれを信ずる行為」といった内容で定義している。
その定義に基づけば、仏教やキリスト教はもちろん、人権や法律、金でさえも、人類が規定し、物理的現象に基づかないという点で宗教といえる。
人類は、それらを共通に信仰することで、大人数で互いに協力し、生産し、自然環境を支配してきたという。

サマーアイル島における宗教も、まさにそう言った意味で人々の協働と生存の手段だ。異なる宗教を信ずる者からすると不気味で恐ろしく感じるが、中を覗けば合理的ですらある。

主人公が島に向かう道中では、のどかな田園風景が映され、陽気なフォークソングが流れる。ホラー映画と聞いていたのに拍子抜けするような明るさで笑ってしまったが、その後よくよく歌詞を聞けばとんでもない内容だった。
曲は素晴らしいものばかりで、歌詞を知らなければミュージカル映画として観ても楽しいくらいで、うっかり仲間入りしたくなってしまう。

それにしても主人公は哀れすぎる。
OANIL

OANILの感想・評価

4.5
ミッドサマーはこの作品をほぼパクってる
ということが改めて分かったが、
こうしてみるとミッドサマーなんかより、
この作品の方が圧倒的に宗教的狂気の演出に
純化した設計がなされている

まあアリ・アスター自身も公言はしてること
だけど、やはりオマージュは原作に勝てんな
>|