水俣曼荼羅に投稿された感想・評価 - 18ページ目

『水俣曼荼羅』に投稿された感想・評価

日本って、もう完全に終わってるじゃん。って気持ちと、人間って本当にいいな、素敵だな。って気持ちが同時に湧き上がりました。
さっ

さっの感想・評価

4.5

溝口さんの隣にいつも陣取ってる支援者の女の人。2004年頃に最初に出てきたときはたどたどしい訴えぶりだったのが十数年かけてヒャッハー化していく姿が克明にうつっていて、最後らへんの東大っぽい顔の環境省…

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Toshimi

Toshimiの感想・評価

4.5
J.ディップの「MINAMATA」だけで水俣を知った気になってはダメですね。

結局何も変わってないし、何も終わっていない。その一方で自らの無知を思い知る。

20年の年月をかけて撮影・編集された本作は単なる患者たちの戦いを収めた記録映像に留まらない。むしろ人の魅力こそ映画の魅…

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あんず

あんずの感想・評価

5.0

『れいわ一揆』がとても面白くて、その帰りにチラシをもらってからこの作品の上映を心待ちにしていた。6時間12分という私史上最長の大作に挑むため、早く寝ようと思っていたら、緊急津波警報の嵐でまともに眠れ…

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認定->却下という名の犯罪。

水俣病の映画というより、水俣病という運命を背負わされた人々の人間讃歌です。

胎児性・小児性の患者さんとその家族、90歳になっても認定を争う人、水俣病患者の夫とそれが…

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eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.7

退屈なんてさせないという原一男監督の術に嵌り笑ったり憤慨したり涙流して372分の長尺全然気にならず。“日本曼荼羅”でもある本作には戦後の日本の全てが凝縮されている。水俣は終わらない。『ボストン市庁舎…

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このレビューはネタバレを含みます

忘れないようメモ。おそらく人名など間違いあり(すみません)。

第一部 「病像論」を糾す
第二部 時の堆積
第三部 悶え神

浴野医師(えきの)、二宮医師
52年診断基準
患者田中実子(じっこ)ちゃ…

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当時の関係者でも70年前の戦争と違って健在の方が多いことが印象的だった。全然「終わって」ない。
被害者による訴訟という特質はあるが、形式は伝統的な社会運動と似ている。いつまでも謝罪・補償を待たされる…

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koss

kossの感想・評価

4.1

重みではなく、軽みと可笑しみのある6時間。
土本典昭に捧ぐのエンドクレジットが、衣鉢を継ぎ土本以後の水俣病とその歳月と現在の問題を捉えていることを示す。土本映像のインサートと、同一ショットの凪の光る…

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