このレビューはネタバレを含みます
両親を事故で亡くし、おじおば様のところの
マンションへ引っ越し一人と猫1匹。
お二方、よく面倒見てくださる。
高級マンション、39階。41階にはおじおば夫婦が住んでいる。
出版社で編集の仕事。
社長はいい本しか出さないと変わってるけれど、いい人。
雲のような人と父は娘のことを話していたと。
“記録それはいつも儚い。”父の言葉。
家から見える広告看板に映る、スター俳優、
時戸森則にエレベーターで偶然会う。
2回目は偶然お互い、花束を持っていて、
これもやるよ、うち花瓶ないんだと。
オムライス作れる?
そう尋ねられ、ひょんなことからうちへ招き、
オムライスを振る舞う。
連絡先を交換し、高級チェリーを届けてくれて、
男女の関係に。。
やめる?やめない?
“俺はどっちでもいいけど。”
なんて彼の言葉に翻弄される。
“ちゃんと見えてるのに常に別の答えを用意する”
“中身真っ直ぐなのに表現がねじれててややこしいよね。”
“一致してないよね?感情と外側。”
おばさんが生ハムのお裾分けしに来たけど、
ちょうど彼がいる時で、合鍵持ってるとか
めんどくさ、萎えたと言って彼は帰った。
オムライス食べる?ときくと、卵嫌いなんだよねと答えた。
“難しいことばっか言ってると逃げちゃうんだよ”
飼い猫ハルちゃん、悪性リンパ腫。
“存外というのは単純にこうしたケースで考えるとと言う意味ですけど。”
彼は後悔もしていないし、このまま変わらないと思う。(色んな女性に手を出して、女を人とも思わないような。)
彼の哲学の本を出したいと、出したら
私たちも終わり。そう告げて。
やっと前に進めたのかな。