色んな気になる物を取り払って、作品として伝えたい事は何なのかを受け取れば…凄い作品かもしれない。
多部未華子さんと岩田剛典さんのお芝居が何とも言えない感じで…コミュニケーションをとってるふりで、お互いに自分のやりたいお芝居をしてるだけで影響し合ってる様に見えないから、なかなか役に好感を持てなかった。
(でも脇役の方達はとても魅力的な方が多くて驚いた〜。)
良かったのは、あの高層マンションの部屋の中で靴をはいたまま過ごす所。
多部さんは中盤で一度スリッパになっていて、その部分では唯一あの部屋が自分の居場所と思える場所になっていたとも読み取れてとても良かった。
あのマンションも手に入れたくて必死に得た物じゃないし、同僚の子の結婚や妊娠もそれに近いものに見えた。
そしてそれは親子関係や家族にも言える事で。
唯一、ネコだけは自分で選んだ家族。
そういうメッセージの伝え方がとても素晴らしいと感じました。
主題歌とキャスティングがもし違っていたら、この作品はより良くなっていたのかなぁ。